キッチンリフォームをお考えの方へ
過去の施工例をもとに大まかな費用をご紹介します。
BEFORE
リフォームの主な前提条件は
1. 形は変えない( I 型のまま)
2. 食洗機は入れない
3. シンク・水栓器具・天板、レンジフードは再利用する
以上はお客様と話し合い、コスト削減対策として決めました。
新しいキッチンのイメージとしては、
1. リビングと一体なので、家具調の収納棚にしたい
2. 友人や知人が集まって使いやすい場にしたい
3. 海を感じられるものを加えたい
AFTER
実際には、床を張替えたり、2間をぶち抜いて1間にしたりしていますが、今回はキッチンの交換工事を取り出して、その費用をご紹介します。
イメージの実現のため
1. 収納扉にタモ突き板を採用し、
ダーク色で塗装しました。
2. 友人とのホームパーティを楽し
むため、キッチン手前にカウン
ターを設置しましたが、こちら
の価格は左の表には含まれてい
ません。
3. 海の波をイメージして、表面が
少し波打った青いタイルを張
り、LEDテープライトでライト
アップしています。
今回ご紹介したのは、いわゆる造作キッチンと呼ばれるものです。 造作キッチンとはどういうものでしょう。
CMなどでも耳にするシステムキッチンは、水栓器具やガスコンロ・食器棚・食洗機などがセットになったものです。その仕様(機能やグレード)、カラー、デザインなどをいくつかの選択肢から選ぶことができ、ソフトクローズの抽斗や小物用のポケット、電動式昇降吊戸棚など、それぞれのメーカーさんが使い勝手を追求し、多くの製品を販売しています。このようなパッケージは選びやすさにもつながっているかもしれません。
一方、造作キッチンには、そうした「セット」や「規格品」はありません。その分自由度はありますが、そこまでこだわらない、考えるのが面倒、という方には向かないかもしれません。とは言え、いざリフォームをしようと思うと、今のキッチンで不便に感じていること、もう少しここが○○だったらいいのに、と思っていることに気づきます。この調理器具がいつも出し入れしにくいとか、共働きだからもっと効率的に動けるよう扉のないオープンキッチンにしたいとか、カフェやバーのような雰囲気の棚をつけたいとか、そんな細々とした、それでいて明確な希望をシステムキッチンで実現しようと思うと、そこはやはり規格外ですから、オーダーメイドと同じです。
造作キッチンの場合、選んだ材料がそのキッチンの個性やデザイン性につながると同時に材料の特性もわかった上で使うことができます。価格の適正という意味では明瞭だということもできると思います。見た目は立派なシステムキッチンでも裏はベニヤだったりしますから。できるだけお金をかけたくないのであれば、安価なシステムキッチンで充分だと思います。その分他へお金を回せることにもなります。一方自分らしさや希望を取り入れたいと考えるならば、システムキッチンでも造作キッチンでもどちらが安い高いは一概には言えません。
キッチンリフォームでその費用を左右する大きな要因は設備機器です。システムキッチンでも、造作キッチンでも設備機器のグレードで価格が変わると言ってもいいでしょう。
雑誌などで見かける個性的なキッチン。形も色も素材も使う人の好みに合わせて選んでいく造作キッチンです。シンプルなもの、ポップなもの、クールなもの、ゴージャスなもの、造作キッチンなら、それぞれが思い描く個性的で楽しいキッチンが実現できると思います。